リスニングで英語力アップ
リスニング力を鍛える方法
皆さんは外国人が話している英語を、耳で聞いて理解できるでしょうか。
英語は日本人にとって、聞き取りにくい言語といえるでしょう。
というのも日本語の周波数は125~1,500ヘルツですが、アメリカ英語の周波数は750~5,000ヘルツ、イギリス英語に至っては2,000~12,000ヘルツと、かなり高い周波数だからです。
だからといって英語に耳を慣れさせるために、単に英語を耳で聞くだけでは効果がありません。
英語教材を聞き流すだけで英語が聞き取れるようになれば苦労はありませんが、語学の学習はそれほど甘いものではないのです。
英語が聞き取れないのは、日本人の耳に英語の周波数が馴染んでいないからという理由もありますが、それ以上に大きな理由が、単語を知らないことです。
単語帳などで基本的な単語を暗記する方法もありますが、この暗記法はかなり苦痛です。
おすすめなのは、中学1年~3年生の英語の教科書をすべて暗記することです。
これによって基本的な単語や、英語の構文を理解できるようになります。
中学3年間で学ぶ英単語は、約1,600語。
ネイティブの3歳の子どもが話すレベルです。
3歳児と同じか……と思われるかもしれませんが、3歳ともなると大人ともしっかりと会話ができます。
中学生英語をもう一度復習するためにも、教科書を暗記しましょう。
がんばれば数か月で暗記できます。
しかし、突然リスニングを始めた場合、リスニングだけで英語を理解できるようになるには、何年もかかります。
急がば回れです。
まずは、暗記から始めましょう。
シャドーイングにチャレンジしよう
中学の教科書を暗記したら、いよいよリスニングです。
おすすめの勉強法は、シャドーイングです。
シャドーイングとは、耳で聞いた英文をすぐに復唱して、影のようについていく訓練法です。
最初はうまくできないかもしれませんが、完璧に復唱できなくても気にしないでください。
そして最初は1分程度の短時間から始めましょう。
1分の間だけ集中して音声を聞き逃さないようにしようと自分に言い聞かせてください。
それでもすべてを聞き取ることはできないと思います。
聞き取れた箇所だけでいいですから、復唱していきましょう。
繰り返していくうちに、聞き取れる部分が増えていきます。
最後に、聞き取れなかったか所を確かめて、わからない単語があれば意味を調べてみましょう。
シャドーイングで使う学習は、オンライン英会話がおすすめです。
シャドーイングはかなりの集中力が求められます。
このためリーディングの能力が鍛えられるだけでなく脳のトレーニングにもなり、シャドーイングを行った後は頭がスッとすることに驚かれることでしょう。
リスニングが苦手で、リスニングの勉強に苦労している人は多いと思います。
まずは基本的な単語や構文を覚え、その後にシャドーイングで英語を聞き取る能力を鍛えください。
驚くほどリスニングスキルが向上するはずです。