ライティングで英語力アップ
スピーキングよりもライティングの勉強が重要
英語の学習を進めていくと、最初は単語の暗記などインプットをする勉強が多かったのに、少しずつアウトプットをする勉強が増えてきます。
英語でのアウトプットといえば、スピーキングとライティングです。
日本人は英会話に重きをおく傾向があるので、スピーキングに力を入れている人も多いでしょう。
しかし実は、スピーキング以上に重要なのがライティングなのです。
なぜでしょうか。
英語に限らず、日本語であっても自分で文章を書くというのは、しゃべるよりも頭を使います。
それは相手に理解してもらうために、どのようなテーマを選ぶか、どのような内容から話し始めるか、どのような構造にするかなど、話すときよりもはるかに考えるべきことが多いからです。
また、英会話の場合は一度話したら、その会話が正しかったのかを確認することができません。
しかし文章を書く場合は、書いたものが残りますから、正解かどうかを確かめて、間違えたところや自分の弱点を知ることができます。
ライティング力を鍛えるためには、文法や構文などを理解しなければいけないので、自然と会話力も鍛えられます。
英語をほんとうの意味で自分のものにしたいのなら、英文を書く勉強に力を入れましよう。
ライティングの勉強は好きなときに行えますし、繰り返せば必ず上達します。
効果的なライティングの勉強法
では、ライティングの効果的な勉強法とは、どのようなものなのでしょうか。
英語で日記を書く、英語で文章を書くなど、自分で文章を書く練習を続けるのが最も効果的ですが、初級レベルの人にはハードルが高いことでしょう。
まずは、もとからある英文を書く練習から始めましょう。
教材などをみて、日本語の文章を英訳するのです。
そして自分が書いた英文と正解を照らし合わせ、間違えたところを確認します。
これを続けることで、自分が間違いやすいクセや、自分が理解できていない箇所などがわかるようになります。
例えば、あそこに立っている女の子は私の友人です、という日本語を英訳するとします。
自分で考えた英訳が、over there、standing the girl is my friend.だっとします。
そして正解が、The girl standing over there is my friend.だった場合、自分が間違った箇所をみてみると、文頭に主語がないこと、主語に続いて動詞が必要であることなど、さまざまな事柄に気づくのではないでしょうか。
訓練を続けていくと、英文を日本語に訳すのに比べ、日本語を英文に訳すのは何倍も難しいことがわかると思います。
日本語は感覚的に単語を並べていけば意味が通じますが、英語は文法や構文通りに単語を構築していかなければ意味をなさないからです。
英文を正しく書けるということは、英語のルールを身につけているということです。
つまり、非常に実践的な英語の勉強法なのです。
英文のライティングの勉強を、積極的に行いましょう。