トラブルに巻き込まれないために知っておきたい知識
安易に先生におごらない
フィリピンは日本に比べて、治安がよくありません。
日本と同じ感覚で暮らしていると、思わぬトラブルに巻き込まれることがあるので十分に注意しましょう。
フィリピン留学でトラブルに巻き込まれないためにまず注意するべき点は、安易に食事などをおごらないことです。
フィリピン人はとてもフレンドリーです。
すぐに仲良くなれるのですが、フィリピンではお金を持っている人がおごるのが当たり前という感覚があります。
フィリピンは日本に比べて物価が安いですね。
そしてフィリピン通貨のペソに比べて、日本通貨の円の方が強いことは誰もが知っています。
つまり現地の人は、フィリピン人よりも日本人はお金持ちという認識があるのです。
ですから、みんなで食事に行ったときは、お金のある日本人が支払うのが当然と考えている人が多いことを覚えておきましょう。
特に留学生が特に注意しなければいけないのは、先生と食事に行くときです。
現地の人が出かける庶民的なレストランは安価ですが、日本食を出すレストランの価格はその何倍もします。
現地の先生にとって日本食レストランの食事はとても高価で、手持ちのお金では支払えないこともあります。
日本人留学生が先生を誘って日本食レストランに出かけるときは、日本人留学生がおごるのが当たり前という風潮があるのです。
そして、一度おごると次からも当然のようにおごられようとする先生もすくなくありません。
しかも、おごってもらったからといって御礼の言葉を言う人も少ないのです。
また、一人におごると、私も一緒に行きたい、僕も行きたい、彼女を連れて行ってもいい?と、どんどん人が増えてきてキリがありません。
安易に先生におごらないように注意しましょう。
タクシーのぼったくりに注意
タクシーの場合も日本人はお金持ちだと知っていますから、かなり高い金額をふっかけてくることがあります。
渋滞した道を通って追加料金を取ろうとしたり、遠方料金を取ろうとしたり、メーターを倒さないなど、さまざまな手段で少しでも多くのお金を払わせようとするタクシーがあります。
タクシーに乗る前は、車体に記載されているタクシー会社とタクシーナンバーを写メしておくことをおすすめします。
何かトラブルがあったときにタクシー会社に文句を言うことができるだけでなく、ドライバーのことを警戒しているというアピールになります。
ジプニーには乗らない
ジプニーは安価な移動手段としてフィリピン人が日常的に移動する、乗合自動車です。
しかし、日本人は乗らないほうがよいでしょう。
タクシーに比べて、はるかにトラブルが多いからです。
いろいろな乗客が乗り合わせますから、中には日本人からお金を脅し取ろうとする人がいます。
また、乗客同士が密着して乗りますからスリの被害もとても多いのです。
現地に慣れてくると、ジプニーで移動したくなるかもしれません。
しかし、トラブルを防止するためにもジプニーは利用しないようにしましょう。
日本人はお金を持っていると思われているので、トラブルに会いやすいことを肝に銘じて、しっかりと自己防衛しましょう。